オーストラリア雇用統計発表後の豪ドルの動き(2018年2月15日)

2018年2月15日

 本日9:30にオーストラリアの1月雇用統計の発表があり、新規雇用者数は予想1.50万人増に対して1.60万人増の好結果、失業率は予想通りの5.5%でした。
発表直後に小幅動板だけで大きな動きにはならず、その後も方向感なく上下して15時となりました。
 またドル円は朝方から下落基調が続き、10時半に麻生太郎副総理兼財務・金融相の「今の状況は特別に介入が必要なほどの急激な円高ではない」「(為替について)今の段階でただちに何かを考えているわけではない」との発言から一段と売られて11時半には106.29まで売り込まれ、その後は106.35-65での揉み合いが続き、106.55で15時となりました。

 

結果
09:30 1月新規雇用者数 予想:+1.50万人 結果:+1.60万人 (前回:+3.47万人 修正値:+3.35万人)
09:30 10月失業率 予想:5.5% 結果:5.5% (前回:5.5% 修正値:5.6%)

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤は0.7860-70で小動きが続き、22:30の米・1月CPIが予想を上回る好結果だったため発表直後に急激なドル買いとなって0.7850から22:50には0.7771まで79pips急落しました。
しかしその後、米金利が上昇する中ドル売りの流れとなったため急速に戻して00:50には0.7888まで上昇して下げ分が行って来いとなり、更に上昇が続いて0.7922でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.7910-35での小動きが続いて9:30の雇用統計の時は0.7911でした。
発表直後に0.7911から0.7897まで小幅下げた後、すぐに反転して10:40には0.7945まで上昇しました。
その後は0.7915-40での方向感のない上下が続いて、0.7935で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤は84.40-60での小動きが続き、21:30からジリジリと下げた後22:30に84.19から83.31まで88pips急落しました。
その後ドル売りの流れとなり、豪ドル・ドルの上昇に引っ張られて06:30の84.88まで上げ続け、84.79でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ下げとなって8:50には84.35まで下落し、9:30は84.41でした。
発表直後に84.41から84.27まで小幅下げた後、反転して上げ出して10:10には84.77まで上昇しました。
その後ドル円が一段安となったことに引っ張られて12:10には84.34まで下落し、84.45-60での小動きが続き、84.56で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間はジリジリとした下げが続き、16:00の1.0763から22:20には1.0705まで下落し、22:30には1.0687まで急落しました。
しかしそこからはすぐに戻して1.0734まで上昇し、その後はジリジリした上昇が続いて1.0751でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0740-50での小動きが続き、雇用統計発表前に1.0655まで急落して9:30は1.0715でした。
発表直後に1.0715から1.0654まで64pips急落しましたがすぐに戻して10:00には1.0748まで上昇しました。
その後は1.0720-50で上下した後13:20に1.0763まで上昇し、1.0749で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は下落基調となり18:00の107.51から22:00には107.17まで下落し、22:30の1月CPIが予想を上回る結果だったため107.53まで急伸しました。
しかし時間外のダウ先物が急落したためリスク回避の円買いとなって押し戻され、NYタイムになると米長期金利が上昇するにもかかわらずドル売りの流れとなり00:50には106.71まで下落しました。
その後は106.80-107.15での揉み合いが続いて107.01でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると8:00から下げ出して8:50には106.41まで下落し、そこからリバって10:10には106.88まで上昇しました。
しかし10:30に麻生太郎副総理兼財務・金融相の「今の状況は特別に介入が必要なほどの急激な円高ではない」「(為替について)今の段階でただちに何かを考えているわけではない」との発言から再び下げ出して11:30には106.29まで下落しました。
その後は106.35-65での揉み合いがひたすら続いて、106.55で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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