FOMC直後のドルの動き(2017年11月2日)

2017年11月2日

 ドル円は欧州時間序盤は日経ナイトの上昇を受けて円売りの流れとなり、21:15の10月ADP全国雇用者数も好結果だったため114.27まで上昇しましたが、23時の10月ISM製造業景況指数が予想を下回る結果だったため米10年債利回りと共に急落して23:30には113.87まで下落して03:00のFOMCの時は113.87でした。
結果は予想通りの1.00-1.25%で据え置きでしたが、発表直後に113.74まで下落した後は反転して03:50には114.24まで上昇し、その後は114.10-20で小動きが続いて114.14でNYクローズとなりました。
 ユーロドルはFOMCでは大きな反応はなく1.1615-35での小動きとなって1.1619でNYクローズとなりました。
・10年債利回りは大きな反応はなく2.365-75%での小動きとなって2.372%でNYクローズとなりました。
・NY株は反応が薄く小幅高での推移が続いて$57高で引け、一方ナスダックはアップルが売られたたため午後にマイテンして0.17%安で引けました。

 

結果
1.00-1.25%で据え置き

 

★FOMC声明の全文を、FOMC声明全文(2017年11月2日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

ドル円(チャートは7:00時点)
・昨日のドル円は欧州時間は日経ナイトの上昇していたことで円売りの流れとなり16:00の113.84から20:50には114.06まで上昇しました。
21:15の10月ADP全国雇用者数が予想を上回る好結果だったため114.22まで急伸してその後も上げが続いて22:50には114.27まで上昇しました。
ところが23:00の10月ISM製造業景況指数が予想を下回る結果だったため米10年債利回りと共に急落して23:30には113.87まで下落し、その後は113.85-114.10で上下して03:00のFOMCの時は113.87でした。
結果は予想通りの1.00-1.25%で据え置きでしたが、発表直後に113.74まで下落した後は反転して03:50には114.24まで上昇しました。
その後は114.10-20で小動きでしたが、05:20に「トランプ米大統領は次期FRB議長にパウエル氏を起用する」とのWSJの報道で113.94まで下げる場面がありましたが、すぐに戻して114.14でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間は17:00に1.1657まで上昇した後は1.1630-45での小動きとなり、21:15の10月ADP全国雇用者数が好結果だったためドル買いで下げ出して22:50には1.1606まで下落しました。
その後は1.1610-45での方向感のない上下が続き、03:00のFOMCの時は1.1624でした。
発表後に大きな反応はなく1.1615-35での小動きとなって1.1619でNYクローズとなりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足

左:ユロドル-日足

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
 欧州時間序盤は2.385-95%で小動きの後、21:15の10月ADP全国雇用者数を受けて2.399%まで上昇しました。
しかしそこからは下落基調が続いて02:15には2.352%まで低下し、03:00のFOMCの時は2.365%でした。
発表後に大きな反応はなく2.365-75%での小動きとなって2.372%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    23,435.01(+57.77)
NASDAQ     6,716.53(-11.14)
・昨日のNY株は10月ADP全国雇用者数が予想を上回る結果となり週末の雇用統計への期待から朝方は上昇基調となり取引時間中の史上最高値を6営業日ぶりに更新しました。
午後になるとFOMCを控えて利食い売りに押されて上げ幅を縮め、FOMCでは予想通りの据え置きで発表後は反応が薄く小幅高での推移が続いて$57高で引けました。
一方ナスはアップルが売られたたため午後にマイテンして0.17%安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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