オーストラリア雇用統計発表後の豪ドルの動き(2017年9月14日)

2017年9月14日

 本日10:30にオーストラリアの8月雇用統計の発表があり、新規雇用者数が予想の2.00万人増に対して5.42万人増の好結果だったため豪ドルは買われましたが、30分後の11:00に発表された中国の8月鉱工業生産と8月小売売上高が予想を下回る結果だったため売られて上げ幅を縮めました。

 

結果
10:30 8月新規雇用者数 予想:+2.00万人 結果:+5.42万人 (前回:+2.79万人 修正値:+2.93万人)
10:30 8月失業率 予想:5.6% 結果:5.6% (前回:5.6%)
11:00 中国・8月鉱工業生産 (前年比) 予想:+6.6% 結果:+6.0% (前回:+6.4%)
11:00 中国・8月小売売上高 (前年比) 予想:+10.5% 結果:+10.1% (前回:+10.4%)

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は0.8030-45で上下していましたが、「トランプ米大統領は法人税率15%を断固として主張している」との報道や、ライアン米下院議長の「9月25日の週に税制改革の草案を公表する」と発言でドル買いの流れとなり、22:00から急速に下げ出して01:50の0.7969まで下げ続けました。
その後は0.7980近辺での小動きとなり0.7983でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリジリとした下げが続いて10:20には0.7970まで下落し、10:30の豪・雇用統計の時は0.7970でした。
発表で新規雇用者数が大幅に増加する好結果だったため0.7970から0.8014まで44pips急伸しましたが、そこからは押し戻されて更に11:00の中国の8月鉱工業生産と8月小売売上高が予想を下回る結果だったため豪ドルが売られて11:10には0.7992まで下落しました。
その後は0.8000-10での小動きが続いて、0.7999で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は88.30-55で上下し、22:00からのドル買いの流れで豪ドル・ドルの下落とドル円の上昇の板挟みとなりながらもリバを挟みながらの下落基調となって88.20でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると88.15-30での上下となり、10:20に88.08まで下落して10:30は88.11でした。
発表直後に88.11から88.73まで62pips急伸しましたが、そこからは押し戻されて11:10には88.36まで下落し、その後は88.35-45での小動きが続き、88.39で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州・NYタイムは1.1000-40で方向感のない上下が続いて1.1020でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ下げが続いて10:20には1.0982まで下落し、10:30は1.0983でした。
発表直後に1.0983から1.1047まで64pips急伸しましたが、すぐに押し戻されて11:00には1.1018まで下落しました。
その後は1.1030-45での小動きが続き、1.1031で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間は109.90-110.15で上下していましたが、「トランプ米大統領は法人税率15%を断固として主張している」との報道や、ライアン米下院議長の「9月25日の週に税制改革の草案を公表する」と発言でドル買いの流れとなり00:30には110.68まで上昇しました。
その後は02:00に110.36まで押し戻される場面もありましたが、すぐに戻してからは110.45-65で上下し、110.46でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると110.40-55で小動きの後、9:40から一段高となって10:40には110.73まで上昇しました。
しかしそこからは押し戻されて11:40には110.44まで下落し、その後は110.40-55での小動きが続いて、110.48で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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