オーストラリア雇用統計発表後の豪ドルの動き(2017年7月20日)

2017年7月20日

 本日10:30にオーストラリアの6月雇用統計の発表があり、新規雇用者数は予想の1.50万人増を下回る1.40万人増、失業率は予想通りの5.6%でした。
予想よりも悪い結果だったにもかかわらず発表直後に豪ドルは買われましたが、15分後の10:45から反転して下落して直後の上昇分が行って来いとなっただけでなく、更に豪ドル売りが続いて15時となりました。

 

結果
10:30 6月新規雇用者数 予想:+1.50万人 結果:+1.40万人 (前回:+4.20万人 修正値:+3.80万人)
10:30 6月失業率 予想:5.6% 結果:5.6% (前回:5.5% 修正値:5.6%)

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は17:20に0.7911まで下げた後は上昇基調となり23:00:には0.7955まで上昇しました。
その後押し戻されて23:40に0.7932まで下落した後は再び上昇基調となって02:50には0.7958まで上昇し、0.7952でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げとなって9:30には0.7968まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて10:30の豪・雇用統計の時は0.7949でした。
新規雇用者数は予想を下回る結果でしたが、発表直後に0.7949から0.7985まで36pips急伸しました。
しかしすぐに反転して全戻しになった上、更に下げが続いて12:55には0.7925まで下落し、その後は小幅戻して0.7940近辺での小動きが続いていましたが、14:45から一段安となって0.7922まで下落し、0.7923で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は豪ドルの上昇とドル円の下落に挟まれて88.60-90での上下が続き、03:00から一段高となって04:10には88.99まで上昇し、88.97でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると小幅に上昇して9:30に89.11まで上げた後は押し戻されて10:30は88.90でした。
発表直後に88.90から89.30まで40pips急伸しましたが、すぐに反転して11:45には88.83まで下落しました。
その後豪ドル売りは続いていましたが、ドル円の上昇に支えられて88.85-89.00での小動きが続いて、88.88で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州・NY時間では上昇基調が続き、16:00の1.0744から03:20には1.0811まで上昇し、1.0805でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると10.795-1.0815での小動きが続いて、10:30は1.0796でした。
発表直後に1.0796から1.0785まで下げた後に急伸して10:40には1.0840まで上昇しましたが、すぐに反転して11:30には1.0797まで下落して行って来いとなりました。
そこからしばらく1.0800近辺で揉み合っていましたが、12:35から再び下げ出して12:55には1.0787まで下落し、その後は戻して1.0800近辺での小動きとなって、1.0796で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日は欧州時間は111.90-112.20で上下し、21:30の6月住宅着工件数・6月建設許可件数は予想を上回る好結果でしたが、発表後から急速に売られて21:50には111.57まで下落し、そこから111.60での揉み合いとなって22:40には111.55まで下落しました。
その後はNY株が堅調に推移していたことで上昇基調となり05:40には111.89まで戻して111.86でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると111.80-90での小動きが続き、10:40から一段高となって11:25には112.06まで上昇し、12:10に日銀決定会合の結果発表された時は111.97でした。
発表直後に111.88-112.11で振った後、ジリ上げとなって12:55には112.17まで上昇しました。
その後は112.10近辺での小動きが続いて、112.17で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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