豪・RBA政策金利と貿易収支・建設許可件数発表後の豪ドルの動き(2016年8月2日)

2016年8月2日

本日10:30に6月貿易収支と6月住宅建設許可があり、2つとも予想より悪化しましたが政策金利発表を控えていたこともあって大きな動きはありませんでした。
13:30にオーストラリア政策金利が発表され、1.75%から1.50への利下げ予想に対して結果は予想通り1.50%への利下げとなり、発表直後に豪ドルは売られました。
しかし豪ドル・ドルはすぐに下げ幅の半値近くまで戻して揉み合った後、14:40から一段高となって政策金利発表後の下落分が行って来いになって15時となりました。

結果
10:30 豪・6月貿易収支 予想:-22.00豪ドル 結果:-31.95豪ドル (前回:-22.18豪ドル 修正値:-24.18豪ドル)
10:30 豪・6月輸出 [前月比] 予想:- 結果:-1% (前回:+1%)
10:30 豪・6月輸入 [前月比] 予想:- 結果:+2% (前回:+2%)
10:30 豪・6月住宅建設許可件数 [前月比] 予想:+0.8% 結果:-2.9% (前回:-5.2%)
13:30 RBAキャッシュターゲット 予想:1.50% 結果:1.50% (前回:1.75%)

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は16:50の0.7595からジリ下げとなって23:40には0.7549まで下落し、0.7560-70での小動きとなりました。
しかし04:10から下げ出して04:50には0.7527まで下落し、0.7533でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると7:35から下げて0.7525近辺で揉んだ後小幅上げて0.7530-40での小動きとなって10:30の貿易収支・住宅建設許可件数の時は0.7534でした。
発表で0.7534から0.7522まで下げましたがすぐに戻して再び0.7530-40での小動きとなり、13:25に下落して13:30の政策金利発表の時は0.7500でした。
発表で0.7500から0.7477まで下落しましたが、すぐに戻して13:45には0.7528まで上昇し、そこから0.7510-30で揉み合った後、14:40から再び上げ出して14:45には0.7551まで上昇して政策金利発表後の下げが全戻しとなり、0.7546 で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は16:10の77.86からジリ下げとなって20:50には77.33まで下落し、そこからは77.30-50で上下していました。
しかし04:40から再び下げ出して05:00には77.06まで下落し、77.16でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると7:35から下げ出して8:55には76.99まで下落し、そこからはジリジリと戻して10:30は77.15でした。
発表で77.15から77.04まで下げましたが、すぐに戻して77.10-20での小動きとなり、10:50にドル円が急伸したことに引っ張られて豪ドル・円も急伸して11:10には77.46まで上昇しました。
そこからは押し戻されて13:25に77.32から76.88まで急落して13:30は76.85でした。
発表で76.85から76.66まで下げましたが、すぐに戻して76.95-77.25での揉み合いが続き、77.15で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は15:50に1.0549を付けた後は1.0530近辺で小動きとなり、23:00からはジリジリとした下げが続いて04:50には1.0496まで下落し、1.0498でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0500-10で小動きでしたが、7:50から下げ出して8:30には1.0481まで下落し、そこからはジリジリと戻して10:30は1.0499でした。
発表で1.0491-1.0504で小幅に振った後は1.0490-1.0505での小動きとなり、13:25に急落して13:30は1.0469でした。
発表で1.0469から1.0446まで下落した後はジリ上げとなって14:40には1.0472まで上昇し、1.0468で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州・NYタイム共に動きが乏しく102.10-60での上下が続いて、102.41でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると102.30-45で小動きでしたが、8:45から下げ出して9:30には102.23まで下落しました。
そこからはジリ上げとなり10:20には102.47まで上昇し、10:50に麻生財務相の「為替の振幅が激しいことは経済にあまりよくない」「(為替動向に対して)緊張感を持って見守っていかないといけない」との発言が伝わると102.42から102.73まで急伸し、更に上げて11:10には102.83まで上昇しました。
しかしそこからは急速に押し戻されて102.22で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
9:10の152.03からジリジリとした下落が続き、入札警戒感の高まりで10:20から下げ足を速めて12:45には150.70まで大きく下落しました。
その後は戻して151.20近辺での小動きが続いて、151.33で15時となりました。
注目の第343回10年利付国庫債券入札の落札結果は、募入最低価格は101円19銭(-0.020%)と市場予想平均(101円40銭程度)を大幅に下回った。募入最低価格における案分比率は76.6086%。募入平均価格は101円46銭(-0.047%)で、テールは27銭(0.027%)、応札倍率は約3.16倍でした。応札倍率は2016年2月2日の入札以来の低い水準で、テールは2015年3月3日の入札以来の長さと低調な結果となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足