豪・CPI発表後の豪ドルの動き(2016年7月27日)

2015年7月27日

 本日10:30にオーストラリアの1-3月消費者物価指数が発表され、予想とほぼ変わらない結果で、発表後は豪ドルは売られました。
また7/29(金)の日銀金融政策決定会合を控えて情報が錯綜して円が激しく乱高下し、それに伴って豪ドル・円も乱高下しました。

結果
10:30 豪・第2四半期CPI [前期比] 予想:+0.4% 結果:+0.4% (前回:-0.2%)
10:30 豪・第2四半期CPI [前年比] 予想:+1.1% 結果:+1.0% (前回:+1.3%)
10:30 豪・第2四半期刈り込み平均CPI [前期比] 予想:+0.4% 結果:+0.5% (前回:+0.2%)
10:30 豪・第2四半期刈り込み平均CPI [前年比] 予想:+1.5% 結果:+1.7% (前回:+1.7%)

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州・NYタイムは0.7510-40での小動きが続いて0.7510でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.7500-20での上下が続き、発表直前に急伸して0.7547まで上昇し、10:30のCPIの時は0.7550でした。
発表直後に0.7562まで上昇しましたが、すぐに反転して0.7513まで下落し、そこからも下げ基調となって11:20には0.7489まで下落しました。
その後0.7500近辺でこう着していましたが、12:00から急落して12:05には0.7454まで下落し、そこからは0.7470を挟んだ上下の後、13:05から上げ出して13:55には0.7496まで上昇し、0.7482で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間時間序盤は下げとなって16:50には78.14まで下落し、その後は戻して78.50-85での小動きとなって78.47でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると豪ドル買いと円売りに引っ張られて上昇が続いて9:10には79.06まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて9:35には78.67まで下落しました。
しかし再び上昇基調となって10:25には79.39まで上昇し、10:30は79.37でした。
発表直後に79.53まで上昇しましたが、すぐに反転して下げとなり11:20には78.81まで下落しました。
その後は78.90近辺で小動きでしたが、11:55からドル円がフジテレビとWSJの報道で急伸したことに引っ張られて12:25には78.55まで上昇しました。
しかし12:35に財務省の発言が伝わると79.52から78.91まで急落し、更に下げが続いて13:55には78.70まで下落しました。
しかし14:05に安倍首相の「経済対策の事業費は28兆円超になる」との発言したことが伝わると急速な円売りで79.40まで急伸しましたが、すぐに押し戻されて14:35には78.92まで下落し、78.95で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は下げとなって19:00には1.0627まで下落した後は反転して02:00には1.0675まで上昇しました。 しかし02:40から再び下げ出して1.0625でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0630近辺で小動きが続き、9:35から一段上げて1.0650近辺での小動きとなり、10:25に急伸して1.0692まで上昇して10:30は1.0695でした。
発表直後に1.0720まで上昇しましたが、すぐに反転してからは下げ基調となって12:05には1.0638まで下落し、その後もジリ下げが続いて1.0621で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は東京時間の地合いを引き継いで下げとなり16:50には103.98まで下落しました。
そこからは戻して104.20-50での上下が続き、22:30から上げ出して02:00には104.97まで上昇し、そこからは押し戻されて104.60近辺でこう着となって104.60でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げとなって10:40には105.23まで上昇し、105.20近辺でこう着となりました。
しかし12:00にフジテレビ「報経済対策の事業規模は27兆円で、午後に安倍首相が公表」との報道と、WSJが事情に詳しい関係者の話として「日本政府は戦後最長の年限となる50年物の国債発行を検討している。」「日本銀行の金融緩和で生まれた低金利環境に乗じる。」との報道が流れると急激な円売りの流れとなり、11:55の105.26から12:25には106.54まで118pipsもの急騰となりました。
しかし12:30に財務省理財局の見解として「50年債発行検討の事実はない」と報道が伝わると106.48から105.46まで102pips急落し、すぐに反転して12:45に106.14まで上昇した後はジリ下げとなって13:10には105.80まで下落し、そこから下げ足を速めて13:55には105.08まで下落しました。
14:05に安倍首相が「経済対策の事業費は28兆円超になる」と発言したことが伝わると105.26から106.10まで急伸しましたが、過ぎに押し戻されて14:10には105.35まで下落し、105.50近辺での揉み合いとなり、105.51で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足