米雇用統計発表後の豪ドルの動き(2016年7月10日)

2016年7月10日

・昨日21:30に発表された米・6月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を大幅に上回る結果だったことで、発表直後はドル買いになりましたが、すぐに反転してドル売りとなりドル円は21:30の値よりも更に下落し、その後は21:30の値に近づいて、上下に大きな髭を残した形となりました。
・豪ドル・ドルは発表後しばらくはドルの流れに振り回されましたが、0時以降は豪ドル買いの流れで上昇基調となり、この日のほぼ高値でNYクローズとなりました。
・豪ドル・円も発表後しばらくすると豪ドル買いの流れの影響を受けて高値圏での堅調な動きとなりました。
豪ドル・NZドルは豪ドルと同様にNZドルも買われたため、大きな動きはありませんでした。

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2016年7月8日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2016年7月10日)の記事に載せています。
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豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・先週金曜日の欧州時間は16:00の0.7489からジリ上げとなって20:50には0.7518まで上昇し、21:30の雇用統計の時は0.7512でした。
発表で0.7512から0.7468まで44pips急落しましたが、すぐに反転して22:10には0.7557まで上昇しました。
22:40には0.7522まで押し戻されましたが、そこからは上昇基調となって05:50には0.7571まで上昇し、0.7570でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・先週金曜日の欧州時間は16:00の75.31からジリ上げとなって18:30には75.63まで上昇し、そこからは押し戻されて75.50近辺でこう着となり21:25に下げて、21:30は75.31でした。
発表で75.31から75.81まで50pips急伸し、更に上昇して21:45には76.10まで上昇しました。
その後押し戻されて22:10には75.56まで下落しましたが、そこから再び反転してジリ上げとなり00:50には76.12まで上昇しました。
その後は75.95-76.10での小動きが続いて76.12でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・先週金曜日の欧州時間は1.0320-45での小動きが続いて、21:30は1.0322でした。
発表で1.0322から1.0354まで32pips上昇した後は1.0340-60での小動きとなりました。
02:40から小幅上げて03:40に1.0373まで上昇した後はジリ下げとなって1.0358でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・先週金曜日のドル円は欧州時間は100.40-75での上下となり、21:20に下げて21:30の雇用統計の時は100.21でした。
発表で100.21から101.25まで104pips急伸しましたが、すぐに反転して22:10には99.92まで下落しました。
しかしそこからは再び上げとなって23:00には100.88まで上昇し、その後は上値の重い展開となってジリジリと下げて04:00以降は100.45近辺でこう着となり、100.53でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足