英国EU離脱国民投票開票の時のポンドの動き(2016年6月24日)

2016年6月24日

イギリスのEU離脱・残留を問う国民投票が日本時間の昨日(6/23)15時から投票が開始され、前日までは報道やブックメーカーのオッズで残留派が優勢だったためポンドは買われて上昇を続けていました。
しかし本日(6/24)にイギリス国内の各地方の選挙結果が逐次報道される中で、離脱・残留の優劣でポンドや他通貨が激しく上下し、徐々に離脱派が優勢な状況が明らかになるとポンドは激しい売りに押されてポンド・ドルは8:00の1.4879から13:20の1.3219まで1,660pipsもの大暴落、ポンド・円は8:00の157.76から13:20の133.26まで2,450pipsもの大暴落となりました。
その後は欧州・NY市場を控えて安値圏で15時となりました。
また14時には開票がほぼ終了して離脱支持の勝利が確定し、Brexitが成立しました。

ポンド-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は残留派が優勢との報道で1.4730-1.4930での堅調な動きが続き、1.4836でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると6:00に英ユー・ガブ社の世論調査で残留支持52%・離脱支持48%の結果が伝わると1.4989まで上昇し、1.4920-1.5010で上下していましたが、7:50から下げ出して8:00に1.4780まで下落し、8:15にサンダーランドが残留支持39%・離脱支持61%で離脱支持が上回った結果が伝わると1.4839から1.4277まで562pipsもの大急落となりました。
そこからはすぐに戻して8:35には1.4724まで上昇した後は1.4500-1.4650での上下となりました。
しかし10:00の1.4512から再び急ピッチで下げ出して10:05には1.3993まで519pipsもの大急落となりましたが、そこからは再度急速に戻して10:30には1.4558まで上昇して行って来いとなりました。
10:40の1.4495から再度下げ出して離脱派が有利な状況になってきたため激しいポンド売りとなって12:00の1.3455まで1,040pipsもの超大暴落となりました。
その後は1.3300-1.3500での上下の後14:55に1.3678まで上昇し、1.3659で15時となりました。 またポンド・ドルは8:00の1.4879から13:20の1.3219まで1,660pipsもの大暴落となりました。

左:ポンド・ドル-5分足 右:ポンド・ドル-1時間足
 

左:ポンド・ドル-日足

 

ポンド-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は153.00-158.00で上下して157.49でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとユー・ガブ社の残留支持優勢報道で上昇して6:50には160.12まで上昇しました。
しかしそこからはジリ下げとなり8:15のサンダーランドが離脱優勢報道で146.40まで下落し、その後もポンドと同様に軟調な展開となり13:20には133.26まで大暴落しました。
その後は135.00-138.00での上下の後14:30からリバって14:55には140.05まで上昇し、139.86で15時となりました。 またポンド・円は8:00の157.76から13:20の133.26まで2,450pipsもの大暴落となりました。

左:ポンド・円-5分足 右:ポンド・円-1時間足
 

左:ポンド・円-日足

 

ユーロ・ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は1.1310-1.1420での上下が続いて、1.1380でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとユー・ガブ社の残留支持優勢報道で上昇して6:50には1.1426まで上昇しました。
しかしそこからはジリ下げとなり8:15のサンダーランドが離脱優勢報道で1.1259まで下落し、その後もポンドと同様に軟調な展開となり12:20には1.1004まで大暴落しました。
その後は1.0950-1.1050での上下となって、1.1014で15時となりました。
またユーロ・ドルは8:00の1.1374から12:40の1.0961まで413pipsもの大暴落となりました。

左:ユロ・ドル-5分足 右:ユロ・ドル-1時間足
 

左:ユロ・ドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は15:10に104.66から104.04まで急落した後はすぐに戻して104.40-50での小動きとなりましたが、18:00からポンド買い、円売りの動きが強まり22:00には106.03まで上昇しました。
その後は105.70-90での小動きが続いて、106.03でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると6:10に106.79を付けてからはジリ下げとなって106.50近辺で揉み合いとなりましたが、7:40から下げ出し、8:15にサンダーランドが残留支持39%・離脱支持61%で離脱支持が上回った結果が報道されるとポンドと共にドル円も急落となり105.98から102.90まで308pipsもの大暴落しました。
そこからは急速に戻して8:20には105.11まで上昇し、104.50-105.30で激しく上下していました。
9:50に105.69まで急伸しましたが、すぐに反転して10:05に再び急落して103.06まで下落し、再びすぐに戻して10:10には104.75まで上昇し、104.00-105.00での大きな値幅での上下となりました。
しかし11:20から再度下げ出して離脱は優勢の報道でポンドと共に急落となり、11:40には97.42まで超大暴落し、すぐに大きなリバとなって12:00には102.18まで戻りました。
その後12:40から再度下げ出して12:50に99.84まで下落した後は100.50-101.50での上下となり、14:30からリバって102.74まで上昇し、102.30で15時となりました。

ドル円は8:00の106.06から11:40の97.42まで864pipsもの大暴落となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足