米雇用統計発表後の豪ドルの動き(2016年6月4日)

2016年6月4日

・昨日21:30に発表された米・5月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想16.0万人増から3.8万人増と大幅に下回る結果となり、更にISM非製造業指数も悪化し、10年債権利回りも急低下したことで強いドル売りとなりました。
・豪ドル・ドルはドル売りの影響で上昇が続き、豪ドル・円はドル円と豪ドル・ドルの引っ張り合いで若干の下落となり、豪ドル・NZドルは発表直後は下落しましたが、切り返してからは上昇基調となって下げ分が行って来いとなった上、更に上昇しました。

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2016年6月3日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2016年6月4日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

豪ドル-ドル(チャートは6:00時点)
 昨日の欧州時間は16:20に0.7262まで上昇した後はジリ下げとなって19:50には0.7233まで下落し、21:30の雇用統計の時は0.7237でした。
発表で0.7237から0.7306まで69pips急伸した後もドル売りの流れで更に上昇が続いて04:30には0.7367まで上昇し、0.7365でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは6:00時点)
 昨日の欧州時間は78.75-79.00での上下となり、21:30は78.76でした。
発表でドル円の売りと豪ドル・ドルの買いに挟まれて78.55-90で振った後、22:30からは下げ出して23:30には78.09まで下落しました。
その後は戻して03:50には78.61まで上昇し、78.47でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは6:00時点)
 昨日の欧州時間は序盤は1.0590近辺で小動きでしたが、19:10から下げ出して20:20には1.0556まで下落し、そこからは戻して21:30は1.0576でした。
発表で1.0576から1.0521まで55pips急落しましたが、すぐに戻して1.0540-70での揉み合いの後、00:20からはジリ上げとなって03:40には1.0594まで上昇し、1.0586でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは6:00時点)
・昨夜のドル円は欧州時間は108.70-109.05で上下して、21:30の雇用統計の時は108.79でした。
発表で結果が大幅悪化だったことで108.79から107.77まで102pips急落し、更に下げが続いて00:10には106.60まで下落しました。
その後は上値の重い展開となって106.55-95で上下し、05:10には106.49まで下落して106.54でNYクローズとなり、発表直後の108.79からは225pipsもの大幅下落となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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