米雇用統計発表後の豪ドルの動き(2016年4月2日)

2016年4月2日

・昨日21:30に発表された米・3月雇用統計は失業率は4.9%から5.0%に悪化したものの非農業部門雇用者数・平均時給 (前月比)は予想を上回る好結果だったことで直後はドル買いになりましたがすぐに押し戻され、23:00の3月ISM製造業景況指数の好結果を受けて再びドルは買われましたが、しばらくするとドル売りの流れとなりNYクローズまでドル売りは続きました。
・豪ドル・ドルは雇用統計で下落し、ISMでも下落しましたが、その後はドル売りの流れから急速に上昇して下げ分を全て取り戻しました。
・豪ドル・円は雇用統計後に下落して安値圏で揉み合った後ISM後から急速に戻しましたが、円買いの流れも加わったことで伸び悩み、1時過ぎからはジリ下げとなりました。
・豪ドル・NZドルは雇用統計後に上昇しましたがすぐに反転して全戻しとなり、ISM後に再び上昇した後は堅調な展開が続きました。

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2016年4月1日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2016年4月2日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

豪ドル-ドル(チャートは6:00時点)
 昨日の欧州時間は0.7660-85での上下が続き、21:30の米・雇用統計の時は0.7678でした。
発表で0.7678から0.7642まで急落し、更に下げて23:05には0.7598まで下落しました。
そこからはリバって23:40には0.7645まで上昇し、ドル売りの流れになったことで00:00から上げ始めて00:45には0.7679まで上昇しました。 その後は0.7660近辺でこう着となって、0.7681でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは6:00時点)
 昨日の欧州時間はジリ上げとなって18:15には86.29まで上昇しましたが、そこからは逆にジリ下げとなって21:30は86.03でした。
発表で86.03から85.77まで急落し、更に下げて22:00には85.33まで下落しました。
そこからは85.30-50で揉み合っていましたが、23:10から急速に上げ始めて00:45には86.13まで上昇しました。
しかしその後はドル円の下げに引っ張られてジリジリとした下げが続いて、85.73でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは6:00時点)
 昨日の欧州時間序盤は1.1080-1.11110で上下して21:30は1.1095でした。
発表で1.1095から1.1132まで急伸しましたが、すぐに反転して22:55には1.1085まで下落しました。
しかしその後は再び上げ出して00:00には1.1136まで上昇し、00:30に1.1108まで押した後はジリ上げが続いて1.1123でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは7:00時点)
 昨日の欧州時間は17:50に112.42を付けてからはジリ下げとなって112円台を割り込み、21:30の雇用統計の時は111.93でした。
発表直後は好結果だったことで111.93から112.32まで急伸しましたが、すぐに反転して21:40には111.81まで下落しました。
その後は111.90-112.10で揉み合いとなり、23:00の3月ISM製造業景況指数も好結果だったことで急伸して23:10には112.45まで上昇し、112.30-45での揉み合いとなりました。
しかし00:20からドル売りの流れとなったことで下げ始めて01:50には111.68まで下落してISMの上昇分を打ち消し、更にジリ下げが続いて05:45には111.58まで下落して、111.60でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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