FOMC明けて強いドル売り開始(2016年3月18日)

2016年3月18日

・昨日(3/17)のFOMCで年内利上げペースを昨年12月時点での予想の4回から2回に大幅修正したことから明けた東京時間の午後から急速にドル売りの流れが強まり、昨夜の欧州・NYタイムでもドルが継続的に売られました。
全通貨に対してドルが売られたためドル円は欧州時間には110円台まで下落しその後はレートチェックの噂で上昇したものの上値の重い展開が続き、明けた本日(3/18)の東京時間でも日経の下落もあって再び110円台まで下落しました。
また月曜日が祝日となり前回の祝日(2/11)に円高仕掛けでドル円が2円以上急落したことも心理的に影響していました。
・昨日(3/17)のNY株はドル安と原油高を好感して堅調に上昇しましたが、本日(3/18)の日経はドル円下落による企業業績悪化懸念から大幅な続落となりました。

 

ドル円(チャートは15:00時点)
・FOMCで113.63から112.32まで急落してからはドル売りと日経の下落による円買いの流れが一層強まり、昨日(3/17)20時半の110.66まで下げ続けました。
しかし111円を割り込んで半ばまで下落するとレートチェックの噂で激しい円売りとなり、一旦112円近辺まで戻しました。 本日(3/18)になって再び売り込まれて110円台に入りましたが、昨日同様円売りで戻して111円台半ばまで戻しています。

左:ドル円-1時間 右:ドル円-日足
 

 

ユーロドル(チャートは15:00時点)
・FOMCで1.1079から1.1240まで上昇した後は1.1220近辺で高止まりしていましたが、昨日(3/17)の16時から上げ出して19時には1.1342まで上昇した後は再び1.1310近辺で高止まって、更なる上昇を狙うような値動きです。

左:ユロドル-1時間足 右:ユロドル-日足
 

 

ポンドドル(チャートは15:00時点)
・FOMC前までポンド売りで下げ続けていましたが、FOMCで1.4106から1.4273まで上昇した後は1.4250を挟んでの揉み合いが続きました。
昨日(3/17)の17時からは早いペースでの上昇となって23時には1.4501まで上昇した後は1.4450-50で上下して高止まっています。

左:ポンドル-1時間足 右:ポンドル-日足
 

 

豪ドルドル(チャートは15:00時点)
・FOMCで0.7434から0.7560まで急伸した後は明確な上昇基調となり、また原油高もあって深い押しのないまま上げ続けて本日(3/18)10時には0.7679まで上昇し、0.7650近辺で高止まっています。

左:豪ドル・ドル-1時間足 右:豪ドル・ドル-日足
 

 

米国10年債権利回り(チャートは12:30時点)
03:00のFOMC発表で2.002%から1.913%まで利回りは急低下し、その後は一旦戻りましたが再び下げて1.913%で6時となりました。

左:米国10年債権利回り-1時間足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  17,481.49(+155.73)
NASDAQ  4,774.98(+11.01)
・昨日のNY株は欧州株の下落で朝方は軟調でしたが、ドル安が進んだことや原油価格の上昇を好感して堅調な展開となりダウ・ナス共に上昇しました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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