豪・RBA政策金利と貿易収支・建設許可発表後の豪ドルの動き(2015年12月1日)

2015年12月1日

 本日の9:30に経常収支と住宅建設許可件数が発表されて経常収支は悪化しましたが住宅建設許可件数が良かったため豪ドルは買われ、その後ドル売りの流れとなったことで更に上昇しました。
12:30には政策金利の発表があり、結果は据え置きで大きな反応はありませんでした。
 また「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がECB追加緩和観測を背景に短期的にユーロに対して小規模で為替ヘッジを行うことを検討している」との報道でドル円が急落しました。

結果
09:30 豪・7-9月経常収支 予想:-165億豪ドル 結果:-181億豪ドル (前回:-190億豪ドル 修正値:-205億豪ドル)
09:30 豪・10月住宅建設許可件数 [前月比] 予想:-2.5% 結果:+3.9% (前回:+2.2% 修正値:+2.3%)
10:00 中国・11月製造業PMI 予想:49.8 結果:49.6 (前回:49.8)
10:00 中国・11月非製造業PMI 予想:- 結果:53.6 (前回:53.1)
10:45 中国・11月財新/製造業PMI 予想:48.3 結果:48.6 (前回:48.3)
12:30 RBAキャッシュターゲット 予想:2.00% 結果:2.00% (前回:2.00%)

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の9:40の0.7169からジリ上げが東京・欧州時間は続いて01:00の0.7249まで上昇が続き、その後は小幅下げて0.7230-40での小動きとなり、0.7224でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.7220-35で上下して9:30の経常収支と建設許可件数の発表の時は0.7216でした。
発表で0.7216から0.7237まで急伸し、その後も上げ続けて10:20には0.7265まで上昇しました。
その後は0.7250-65で小動きでしたが、「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がECB追加緩和観測を背景に短期的にユーロに対して小規模で為替ヘッジを行うことを検討している」との報道でドル円が急落したことで豪ドル・ドルは買われて11:20には0.7283まで上昇しました。
そこからは押し戻されて12:30のRBA政策金利の時は0.7244でした。
発表で0.7244から0.7276まで上昇しましたが、その後はジリジリと下げて、0.7257で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:左:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の東京・欧州時間は豪ドル買い・円売りの流れとなり、9:40の88.04からジリ上げが続いて01:00の89.40まで上昇が続き、その後は押し戻されて88.93でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると再びジリ上げとなって9:30は88.99でした。
発表で88.99から89.22まで急伸し、89.20近辺で揉んだ後10:00に中国指標発表後に更に上げて10:20には89.42まで上昇し、89.30-45での揉み合いとなりました。
しかし「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がECB追加緩和観測を背景に短期的にユーロに対して小規模で為替ヘッジを行うことを検討している」との報道でドル円が急落したことに引っ張られて11:45には89.09まで下落し、12:30の政策金利発表の時は89.00でした。
発表で89.00から89.37まで上昇しましたが、そこからの伸びはなく89.30近辺で小動きとなって、89.22で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:左:豪ドル・円-1時間足
 

 左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は1.0970-1.1000での上下が続いて1.0975でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ下げとなって9:30は1.0929でした。
発表で1.0929から1.0954まで急伸し、その後も上げ続けて10:10には1.0984まで上昇しました。
しかし10:15から急落して10:40には1.0942まで下落した後は1.0930-60で上下して12:30の政策金利発表の時は1.0931でした。
発表で1.0931から1.0967まで急伸し、更に上げて12:45には1.0979まで上昇しました。
その後はジリ下げとなって1.0941で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:左:豪ドル・NZドル-1時間足
 

 左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は17:40の122.85から上げ出して18:20には123.14まで上昇し、123.10近辺で揉んだ後00:30から再び上げて01:00には123.33まで上昇しました。
その後は123.10近辺まで押し戻されて、123.07でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げとなって9:15には123.27まで上昇しました後は123.10-20で小動きでしたが、「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がECB追加緩和観測を背景に短期的にユーロに対して小規模で為替ヘッジを行うことを検討している」との報道で11:00から急落し出して11:50には122.64まで下落しました。
その後は戻して122.85-95で小動きとなって、122.93で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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