浜田参与の為替レートについての発言後のドル円の動き(2015年4月14日)

2015年4月14日

昨日の夕方に浜田宏一内閣官房参与(エール大学名誉教授)の「購買力平価からすると120円はかなり円安」「購買力平価からすると105円ぐらいが妥当」などの発言が伝わると初めはジリジリとした下げでしたが、20時半過ぎからは下げ足を速めて急落しました。
また本日も11時過ぎに浜田参与のドル円についての発言があって下落しました。
連日の浜田参与発言でドル円の上値は重くなリ、120円を超えるのは許されないのではないかと疑心暗鬼の雰囲気になっていました。

昨日の浜田参与発言抜粋
・日銀の金融政策はうまく働いている
・購買力平価からすると120円はかなり円安
・購買力平価からすると105円ぐらいが妥当
・輸出企業の収益は増加、輸入企業は損を出している
・(為替について)アベノミクスが救世主的役割
・為替誘導、日本以外はみんなやっていた
・物価目標2%にこだわる必要はない

本日の浜田参与発言抜粋
・円安は徐々に限界に近づいている、無理に物価2%の必要なし
・1ドル=125-130円と思っている人は注意必要
・1ドル=120円の水準は日本経済に良い影響を与えていると思う

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日は16:20の120.38から上げ出して18:20には120.84まで上昇し、120.65近辺で小動きとなっていましたが、浜田宏一内閣官房参与(エール大学名誉教授)の「購買力平価からすると120円はかなり円安」「購買力平価からすると105円ぐらいが妥当」などの発言が伝わると20:40から下げ出して、時間を置いて21:40には海外へ浜田参与発言が伝わったことで120.37から119.69まで68pips急落しました。
その後はリバって00:00には120.43まで戻りましたが、そこからは再度ジリ下げとなって120.10でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると120.10近辺でこう着していましたが、8:50からジリ下げとなって9:50には119.79まで下落した後は、一旦戻りましたが11:10に浜田参与の「1ドル=125-130円と思っている人は注意必要」との発言が伝わると119.75まで下落しました。
その後は小幅に戻して13:40には119.97まで上昇しましたが、14:00からは再び下げ出して14:40には119.67まで下落し、119.76で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは15:00時点)
・昨日の16:20に1.0616を付けた後は下げ出して19:30には1.0520まで下落しました。
そこからは反転上昇となって22:10には1.0610まで戻り、1.0560-90での小動きとなって1.0564でNYクローズとなりました。
・東京時間は1.0560-95で小動きでしたが、13:10から下げ出して14:55には1.0538まで下落し、1.0539で15時となりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  17,977.04(-80.61)
NASDAQ   4,988.25(-7.73)
昨日のダウは薄商いの中、午前はプラス圏で推移していましたが、午後になると特段の材料はありませんでしたがマイナスとなってからはマイナス圏で推移して引けました。ナスは引け前に売られて小幅マイナスとなりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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