2015年1月25日

1/22（木）に発表されたユーロ圏国債を2016年9月まで毎月600億ユーロ買い入れるという予想を上回る量的緩和からドル買いの動きが激しくなりました。
ユーロドルは発表直後から激しく下がり、他のドルストレートは緩やかな下落でしたが、1/23（金）の欧州時間からユーロドルだけでなく特に対オセアニア通貨でのドル買いが進み、それに伴ってクロス円も大きな下落に見舞われました。
また、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ベルギー、オーストリア、フィンランド、スペイン、ポルトガル、アイルランドの10年物国債が過去最低の利回りを更新しました。
一方欧州株はQEが実施されることで高値追いの展開が続きています。

週末にギリシャ総選挙が控えていることや来週1/28（水）のFOMCに向けて仕掛け的な売買で乱高下が予想されますので警戒しておきたいところです。

ユーロ・ドル（チャートは7:00時点）
1/22の21：45は1.1608でしたが、22：45から急落して23：00には1.1472まで下落し、そこからはジリ下げとなって06：00には1.1315まで下落しました。
その後、東京時間は1.1335-65で小動きでしたが、13：30から下げ始めて21：15の1.1114まで早いピッチで下落していきました。
そこからはリバって00：30には1.1288まで戻りましたが、再度下げとなって1.1208でNYクローズとなりました。

左：ユーロ・ドル－1時間足　右：ユーロ・ドル－日足
　

左：ユーロ・ドル－週足

 

ドル円（チャートは7:00時点）
1/22の21：45は117.55で22：30には118.09まで上昇し、23：30には117.23まで下落しましたが、そこからは上昇基調が強まって1/23の8：30の118.81まで上げ続けました。
1/23の東京時間からはリバを挟みながら下げていき、16：45には118.09まで下落しました。
その後リバって19：10には118.59まで上昇しましたが、そこからはジリ下げとなって00：40には117.54まで下落し、小幅リバって117.80近辺でこう着となり、117.76でNYクローズとなりました。

左：ドル円－1時間足　右：ドル円－日足
　

左：ドル円－週足

 

ポンド・ドル（チャートは7:00時点）
1/22の21：45は1.5193でしたが、急落して1/23の06：00には1.4971まで下落しました。
その後、1.5000-020で上下していましたが、欧州時間に入ると一段下げて21：15には1.4950まで下落し、その後はリバって01：00には1.5035まで戻りましたが、再度ジリ下げとなって1.4991でNYクローズとなりました。

左：ポンド・ドル－1時間足　右：ポンド・ドル－日足
　

左：ポンド・ドル－週足

 

豪ドル－ドル（チャートは7:00時点）
1/22の21：45は0.8121でしたが、ジリ下げとなって06：15には0.7994まで下落しました。
その後、小幅リバって10：45には0.8044まで上昇しましたが、13：15から下げ始めて21：45の0.7880までリバを挟みながら下落していきました。
そこからはリバって01：00には0.7954まで戻りましたが、再度ジリ下げとなって0.7907でNYクローズとなりました。

 

左：豪ドル・ドル－1時間足　右：豪ドル・ドル－日足
　

左：豪ドル・ドル－週足

 

ＮＺドル－ドル（チャートは7：00時点）
1/22の21：45は0.7566でしたが、22：45から下げ出して06：00には0.7479まで下落しました。
その後、小幅リバって10：30には0.7525まで上昇しましたが、13：30から下げ始めて21：45の0.7429までリバを挟みながら下落していきました。
そこからはリバって00：45には0.7492まで戻りましたが、再度下げとなって0.7455でNYクローズとなりました。

左：ＮＺドル・ドル－1時間足　右：ＮＺドル・ドル－日足
　

左：ＮＺドル・ドル－週足

 

 

米国10年債権利回り（チャートは7:00時点）
1/22のECB発表に向けて前日から利回りは上昇していました。
21:45の発表直後の22：00に1.937%まで上昇しましたが、そこからは反転下落となり翌日1/23もダウが下落したこともあって債権が買われて利回りは下落基調が続いて、1.789%でNYクローズとなりました。

左：米国10年債権利回り－1時間足　右：米国10年債権利回り－日足
　

左：米国10年債権利回り－週足