ECB政策金利発表とドラギ会見後のユーロの動き(2014年5月9日)

2014年5月9日

昨夜の20:45にECB金融政策の発表がありました。
金融政策は据え置きの0.25%となりましたが、21:30からのECB理事会後のドラギ総裁発言で、6月の追加緩和を示唆する発言からユーロが大きく売られました。

結果
20:45 政策金利 予想:0.25% 結果:0.25% (前回:0.25%)

★ドラギ総裁会見の内容は、ドラギECB総裁会見要旨(2014年5月9日) の記事に詳しく載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

ユーロドル(チャートは8:30時点)
昨日の欧州時間からジリ上げとなり、20:45の政策金利発表直前は1.3925でした。
据え置きの発表で1.3925から1.3959まで34pips上昇して、1.3950近辺で揉んでドラギ総裁会見を待つ形となりました。
21:30から会見が始まると、上昇して21:35には1.4000目前となる1.3992まで上昇しましたが、「もし必要であれば6月のECB理事会で行動することは容易い」との報道で追加緩和期待から急速にユーロ売りが強まり1.3914まで急落しました。
その後も断続的にユーロ売りが続き、23:05には1.3848まで下落しました。
そこからもリバをはさみながら下落し、5:15には1.3832まで下落して1.3839でNYクローズとなりました。
総裁会見後の高値1.3992から5:15の安値1.3832まで160pipsの大幅下落となりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
  

左:ユロドル-日足
 

 

ユーロ円(チャートは8:30時点)
20:45の政策金利発表で、141.73から141.99まで上昇し、141.90近辺で揉んでドラギ総裁会見を待っていました。
21:30に会見が始まると、急伸して21:35には142.35まで上昇しました。
しかし、「もし必要であれば6月のECB理事会で行動することは容易い」との報道で141.61まで急落しまし、 その後も断続的にユーロ売りが続き、22:15には141.13まで下落しました。
そこからはリバをはさみながら下落し、5:15には140.53まで下落して140.64でNYクローズとなりました。
総裁会見後の高値142.35から5:15の安値140.53まで182pipsの大幅下落となりました。

左:ユロ円-5分足 右:ユロ円-1時間足
  

左:ユロ円-日足
 

 

ドル円(チャートは8:30時点)
昨日の東京時間10時あたりからジリ下げが欧州・NYタイムで続き、4:10には101.45まで下落し、101.61でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
  

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  16,550.97(+32.43)
NASDAQ   4,051.50(-16.18)
新規失業保険申請件数の指標が良好だったことやECBドラギ総裁が追加緩和を示唆したことで上昇しましたが、午後には行って来いとなり、ナスダックはマイテンで引けとなりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
  

 

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