日銀政策金利発表後の東京時間のドル円の動き(2014年4月8日)

2014年4月8日

東京株式市場が開く9時から急落となり、103円を割り込んで、一時102.75まで下落しました。
11:50に日銀金融政策決定会合の結果が発表されましたが、大きな動きにはなりませんでした。
夕方からの黒田総裁会見で動くのか、また今夜のNY市場、ウクライナ動向など注意するものが多いです。

結果
現状維持

日銀金融政策決定会合骨子(時事通信より転載)
・金融政策の現状維持を全員一致で決定・企業の業況感は引き続き改善している=先行きは慎重な見方も。
・鉱工業生産は緩やかな増加基調をたどっている。
・国内景気、消費増税による振れ伴いつつ基調的には緩やかな回復を続けている。
・先行きは駆け込み需要の反動を受けつつも基調的には緩やかな回復続けていく。

・白井委員、前回同様、リスク要因の記述に反対。
・木内委員、物価目標を中長期的に目指すとの議案提出=反対多数で否決。
・木内委員が現行緩和を2年の集中対応措置と位置付ける議案提出、否決。

ドル円(チャートは15:30時点)
NYタイムでは103.00-25での小動きで103.08でNYクローズとなりました。
東京時間に入っても103.10近辺で小動きでしたが、9:00から下げ出して10:10には102.75まで下落しました。
その後102.80-90で小動きで、11:50に日銀金融政策の発表で102.77まで下落しましたが、すぐに反転上昇となり103.00まで上昇となり、再び102.90まで下落し、揉み合いとなりました。
12:35に103.04まで再び上昇しましたが、すぐに反転下落して、102.95近辺でこう着となり、102.92で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
  

 

ユーロドル(チャートは15:30時点)
昨日15時頃の1.3700近辺から上昇を続け00:50には1.3748まで上昇し、1.3741でNYクローズとなりました。
東京時間では1.3740-50での小動きで、1.3745で15時となりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
  

 

日経先物
14,730で寄り付き、ジリ下げとなっていましたが、9:20から下げ足を速め9:40には14,610まで下落しました。
その後、14,630近辺で揉んでいましたが、10:15からは上昇して14,700まで戻りましたが、再び下げて14,650近辺でこう着となりました。
11:50に日銀金融政策決定会合で現状維持が伝わった後は14,650近辺で揉んでいましたが、12:35に14,760まで急伸しました。
しかし、すぐに反転下落となり13:25には14,620まで下落し、14,650近辺でこう着となりました。
その後、一旦14,710まで上昇しましたが、引けにかけて売られ15:05には14,580まで下落し、14,590(-220)▼1.49%で引けとなりました。
現物は14,606.88(-201.97)▼1.36%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
  

 

日本国債(チャートは15時時点)
下押しする場面が何度かありましたが、すぐに戻していました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
  

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  16,245.87(-166.84)
NASDAQ   4,079.75(-47.97)
ダウ、ナス共に大幅続落しました。
ウクライナ東部で親ロシア派のデモ隊が市庁舎などを占拠したことや、ドネツクで「共和国」樹立を宣言した上で、ロシア編入の住民投票を行うと発表したことで、ウクライナ情勢悪化懸念から欧州・米国市場でリスク回避の売りが出ました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
  

 

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