オーストラリア雇用統計発表後の豪ドルの動き(2024年5月16日)

 

 

2024年5月16日

 本日10:30にオーストラリアの4月雇用統計の発表があり、新規雇用者数は予想の2.37万人増を上回る3.85万人増でしたが、常勤雇用者数の減少を非常勤雇用者の増加でカバーする内容で、失業率は予想の3.9%より悪化した4.1%でした。
豪ドルは発表直後に売られた後、戻りの鈍いまま15時となりました。

結果
10:30 4月新規雇用者数 予想:+2.37万人 結果:+3.85万人 (前回:-0.66万人 修正値:-0.59万人)
10:30 4月失業率 予想:3.9% 結果:4.1% (前回:3.8% 修正値:3.9%)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の21:30に発表されたCPIの鈍化と米小売売上高の下振れで米長期金利の低下とともにドルが売られて0.6635から0.6676まで上昇し、その後22:50に0.6628まで下落しましたが、NYタイムに入ると再びドル売りの流れとなり02:50には0.6694まで上昇し、0.6692でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとドル売りでジリジリと上げ出して9:50に0.6713まで上昇し、10:30の豪・雇用統計の時は0.6702でした。
発表直後に豪ドル売りで0.6702から0.6689まで下落し、更に下げて11:10には0.6676まで下落しました。
そこから戻して12:30に0.6697まで上昇しましたが、その後再び売られて0.6680で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤は下落基調となり17:00の103.69から21:20には103.15まで下落し、米指標の21:30は103.15でした。
発表直後に103.15から103.51まで上昇し、その後は豪ドル・ドルの上昇に引っ張られて04:50には103.72まで上昇し、103.66でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると円買いのためジリ下げとなり10:20に103.04まで下落し、10:30は103.07でした。
発表直後に103.07から102.79まで下落し、その後は102.80-103.15で上下し、102.99で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間はジリ下げが続き、17:00の1.0962から21:20に1.0944まで下落し、21:30の米指標発表直後に1.0902まで下落しました。その後もジリ下げが続いて1.0931でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0930近辺での小動きが続き、10:30は1.0924でした。
発表直後に1.0924から1.0913まで小幅下落し、その後は1.0910-25での上下が続き、1.0917で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は17:00の156.09から21:20には155.37まで下落し、21:30の米CPIなどの発表の時は155.45でした。
米CPIの鈍化と米小売売上高の下振れの結果を受けて米長期金利の低下とともにドルが売られて、17:00の156.09から21:20には155.37まで下落し、その後22:50に155.80まで戻しましたが、NYタイムに入ると再びドルが売られて154.88でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ってもドル売りの流れを引き継ぎ、更に円買いも加わり8:40に154.14まで下落し、8:50に発表された1-3月期実質GDP速報値が予想を下回る結果だったことで9:00に154.52まで戻しましたが、再びドル売り・円買いで9:50には153.59まで下落しました。
その後は戻して11:20に154.31まd上昇し、その後は153.80-154.15での上下が続き、154.17で15時となりました。

左:ドル・円-5分足 右:ドル・円-1時間足
 

左:ドル・円-日足