2020年4月4日
3月米・雇用統計で非農業部門雇用者数は予想の-10.0万人減を大幅に下回る-70.1万人減、失業率も予想3.8%から大幅悪化した4.4%の非常に悪い結果となりました。
前日に発表された前週分新規失業保険申請件数が予想350.0万件を超絶に下回る664.8万件に大幅悪化していたことや今回の雇用統計の調査時期は3月中旬で、その後に米国内の大都市圏でロックダウンや失業増加が起こっているため、新型コロナ感染拡大による経済的影響が完全に反映されいるものではないことから、雇用統計の結果による反応は限定的でした。
・豪ドル・ドルは欧州時間序盤はドル買い・豪ドル売りの流れとなり16：00の0.6062から18：30には0.5979まで急落し、21：30の米・雇用統計発表直後に0.5980-0.6011で小幅に振った後、23：50に0.6026まで戻りましたが、その後は0.5980-0.6005での小動きが続いて、0.5994でNYクローズとなりました。
・豪ドル・円は欧州時間序盤は豪ドル売りの流れとなったため16：00の65.46から18：30には64.83まで急落し、雇用統計発表直後に64.87-65.13で小幅に振った後、ドル円の上昇に引っ張られて23：50に65.37まで上昇しましたが、その後は押し戻されて03：40には64.88まで下落し、65.02でNYクローズとなりました。
・豪ドル・NZドルは欧州時間序盤は豪ドル売りの流れとなったため16：00の1.0256から19：50には1.0224まで下落し、雇用統計発表直後に1.0218-34で小幅に振った後、23：30に1.0257まで上昇し、その後は再び豪ドル売りに押されて1.0225でNYクローズとなりました。
・ドル円は雇用統計発表直後に108.24-55で振った後22：00に108.67まで上昇し、その後は108.40-65での揉み合いが続き、03：40に108.18まで下落する場面がありましたが、引けにかけて戻して108.46でNYクローズとなりました。
★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細（2020年4月4日）の記事に載せています。
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★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き（2020年4月4日）の記事に載せています。
（下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。）
豪ドル－ドル（チャートは7：00時点）
・欧州時間序盤はドル買い・豪ドル売りの流れとなり16：00の0.6062から18：30には0.5979まで急落し、そこからは0.5980-0.6000での揉み合いが続いて21：30の米・雇用統計の時は0.60000でした。
発表直後に0.5980-0.6011で小幅に振った後、23：50に0.6026まで戻りましたが、その後は0.5980-0.6005での小動きが続いて、0.5994でNYクローズとなりました。
左：豪ドル・ドル－5分足 右：豪ドル・ドル－1時間足
左：豪ドル・ドル－日足
豪ドル－円（チャートは7：00時点）
・欧州時間序盤は豪ドル売りの流れとなったため16：00の65.46から18：30には64.83まで急落し、そこからは65.00近辺での揉み合いが続いて、21：30は65.04でした。
発表直後に64.87-65.13で小幅に振った後、ドル円の上昇に引っ張られて23：50に65.37まで上昇しましたが、その後は押し戻されて03：40には64.88まで下落し、65.02でNYクローズとなりました。
左：豪ドル・円－5分足 右：豪ドル・円－1時間足
左：豪ドル・円－日足
豪ドル－NZドル（チャートは7：00時点）
・欧州時間序盤は豪ドル売りの流れとなったため16：00の1.0256から19：50には1.0224まで下落し、21：30は1.0230でした。
発表直後に1.0218-34で小幅に振った後、23：30に1.0257まで上昇しました。
しかしそこからは再び豪ドル売りに押されて1.0225でNYクローズとなりました。
左：豪ドル・NZドル－5分足 右：豪ドル・NZドル－1時間足
左：豪ドル・NZドル－日足
ドル円（チャートは7：00時点）
・先週金曜日のドル円は欧州時間からドル買い・円売りの流れとなり16：00の107.95から20：20には108.59まで上昇し、21：30の雇用統計の時は108.37でした。
発表直後に108.24-55で振った後22：00に108.67まで上昇し、その後は108.40-65での揉み合いが続きました。
03：40に108.18まで下落する場面がありましたが、そこからは戻して108.46でNYクローズとなりました。
左：ドル円－5分足 右：ドル円－1時間足
左：ドル円－日足
