米雇用統計発表後の豪ドルの動き（2019年11月2日）

2019年11月2日

　10月雇用統計で非農業部門雇用者数は予想の8.9万人増を上回る12.8万人増、失業率は予想通りの3.6%、平均時給は前月比が予想の0.3%を下回る0.2%、前年同月比は予想通りの3.0%という結果となりました。
事前にゼネラル・モーターズ（GM）のストの影響で悪化が懸念していましたが、結果は良好となったため安心感が広がり株は買われて、債券は売られました。
また一部報道で「米中の電話協議では原則コンセンサスに達した」という報道で株式市場は上昇幅を広げ、ダウは7月中旬に付けた史上最高値目前まで迫り、ナスは7月下旬以来約3カ月ぶりに終値で最高値を更新しました。

・豪ドル・ドルは雇用統計発表直後に0.6900から0.6889まで下落しましたが、そこから反転すると上昇基調が続いて23：20には0.6920まで上昇し、その後は0.6910近辺での小動きが続いて、0.6912でNYクローズとなりました。

・豪ドル・円は雇用統計発表直後は74.40-61で小幅に振った後、豪ドルとドル円が上昇していたため02：20の74.88まで上げ続け、その後は74.70-80での小動きが続き、74.77でNYクローズとなりました。

・豪ドル・NZドルは雇用統計発表直後に1.0697から1.0731まで急伸し、そこからは1.0705-30での小動きが続き、02：00から上昇基調が続いて、1.0751でNYクローズとなりました。

・ドル円は雇用統計発表直後に107.93から108.26まで急伸しましたが、そこから押し戻されて23：00には107.91まで下落して雇用統計の上昇分が行って来いとなりました。
しかしNY株が堅調に推移していたことで再び上げ出し、一部報道で「米中の電話協議では原則コンセンサスに達した」と伝わったことで02：20には108.32まで上昇して108.15でNYクローズとなりました。

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細（2019年11月2日）の記事に載せています。
（下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。）

★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き（2019年11月2日）の記事に載せています。
（下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。）

豪ドル－ドル（チャートは6：00時点）
・欧州時間序盤はジリジリと下げて16：00の0.6907から18：50に0.6891まで下落し、21：30の米・雇用統計の時は0.6900でした。
発表直後に0.6900から0.6889まで下落しましたが、そこから反転すると上昇基調が続いて23：20には0.6920まで上昇し、その後は0.6910近辺での小動きが続いて、0.6912でNYクローズとなりました。

左：豪ドル・ドル－5分足　右：豪ドル・ドル－1時間足
　

左：豪ドル・ドル－日足

豪ドル－円（チャートは6：00時点）
・欧州時間序盤は74.50近辺での小動きが続き、21：30は74.43でした。
発表直後は74.40-61で小幅に振った後、豪ドルとドル円が上昇していたため02：20の74.88まで上げ続けました。
その後は74.70-80での小動きが続き、74.77でNYクローズとなりました。

左：豪ドル・円－5分足　右：豪ドル・円－1時間足
　

左：豪ドル・円－日足

豪ドル－NZドル（チャートは6：00時点）
・欧州時間序盤は1.0725-45で上下し、21：00から一段下げて21：30は1.0697でした。
発表直後に1.0697から1.0731まで急伸し、そこからは1.0705-30での小動きが続き、02：00から上昇基調が続いて、1.0751でNYクローズとなりました。

左：豪ドル・NZドル－5分足　右：豪ドル・NZドル－1時間足
　

左：豪ドル・NZドル－日足

ドル円（チャートは6：00時点）
・先週金曜日のドル円は欧州時間序盤は107.90-108.10で上下し、21：30の雇用統計の時は107.93でした。
発表直後に107.93から108.26まで急伸しましたが、そこから押し戻されて23：00には107.91まで下落して雇用統計の上昇分が行って来いとなりました。
しかしNY株が堅調に推移していたことで再び上げ出し、一部報道で「米中の電話協議では原則コンセンサスに達した」と伝わったことで02：20には108.32まで上昇し、108.15でNYクローズとなりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　