FOMC直後のドルの動き(2017年9月21日)

2017年9月21日

 本日早朝(9/21)のFOMCでは政策金利は予想通り1.00-1.25%で据え置き、また10月から月額100億ドル規模で保有資産の縮小開始、「年内あと1回」の利上げの想定が維持されました。
発表直後はドルが売られましたが、すぐに反転してからは強いドル買いの流れとなりました。

・ドル円はFOMCの03:00は111.32で発表直後に111.04まで急落した後すぐに反転して112.09まで急伸し、更に上昇が続いて04:00には112.52まで上昇し、その後は押し戻されて112.15でNYクローズとなりました。
 ユーロドルは03:00は1.2009で、発表直後に1.2031まで上昇しましたが、すぐに反転して1.1931まで急落し、強いドル買いによって03:40の1.1861まで下げ続け、その後はリバって1.1895でNYクローズとなりました。
・10年債利回りは03:00のFOMCで12月利上げが示唆されたため債権が売られて直後に急伸して03:30には2.284%まで上昇し、2.280%でNYクローズとなりました。
・NY株はダウはFOMC発表直後にマイテンしました後はすぐに切り返して上昇して$41高で引けて9営業日続伸で7日連続史上最高値更新となり、ナスは終日マイナス圏で推移して0.08%安で引けました。

 

結果
1.00-1.25%で据え置き
声明で10月から月額100億ドル規模の資産縮小開始を表明

 

★FOMC声明の全文を、FOMC声明全文(2017年9月21日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

ドル円(チャートは7:00時点)
・昨日のドル円は欧州時間はFOMCを控えて111.25-55での上下が続き、03:00のFOMC声明発表の時は111.32でした。 結果は市場予想通りの政策金利の据え置きと保有資産の10月からの縮小開始となり、発表直後に111.04まで急落した後すぐに反転して112.09まで急伸し、更に米直金利の上昇も加わって強いドル買いの流れとなって04:00には112.52まで上昇しました。
その後は押し戻されて05:20に112.08まで下落し、112.15でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは7:00時点)
・ユーロドルは欧州時間は1.1985-1.2020で上下し、03:00は1.2009でした。
発表直後に1.2031まで上昇しましたが、すぐに反転して1.1931まで急落し、更にドル買いの流れとなったため03:40の1.1861まで下げ続けました。
その後はリバとなって05:20には1.190まで上昇し、1.1895でNYクローズとなりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
 欧州・NYタイム序盤は2.222-2.243%で上下し、03:00のFOMCで12月利上げが示唆されたため債権が売られて直後に急伸して03:30には2.284%まで上昇しました。
その後05:00に2.266%まで低下し、2.280%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    22,412.59(+41.79)
NASDAQ     6,456.04(-5.28)
・昨日のダウはFOMCで予想通り政策金利の据え置きと保有資産の10月からの縮小開始となり、「年内あと1回」の利上げの想定が維持されたことで金融セクターや資本財株などが買われ、発表直後にマイテンしました後はすぐに切り返して上昇して$41高で引け、9営業日続伸で7日連続史上最高値更新となりました。
またナスは終日マイナス圏で推移して0.08%安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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