2014年8月2日
昨夜（8/1）21：30に発表された雇用統計が予想よりも悪化したことでドルが売られたことで豪ドル・ドルは急進し、パレスチナ停戦が早くも破られたことが嫌気されてNY株式市場が軟調な展開になったことでドル円が売られると、豪ドル・ドルは更に上昇しました。
7/24の0.9469からドル買い圧力が強まったことやドル円の動きと逆相関にある豪ドル・ドルは、ほとんどリバなく下げ続けて昨夜の雇用統計で下げ止まった形にはなりましたが、来週は日銀金融政策決定会合、ECB政策金利発表がありますのでまだまだ油断は禁物です。
また過去に何度もお盆にドル買い・円買いの仕掛けで豪ドルが大きく乱高下したことがありますので、用心してトレードしていきたいところです。
結果
21:30 7月非農業部門雇用者数 予想：+23.0万人 結果：+20.9万人 （前回：+28.8万人 修正値：+29.8万人）
21:30 6月失業率 予想：6.1％ 結果：6.2％ （前回：6.1％）
21:30 6月個人所得 [前月比] 予想：+0.4％ 結果：+0.4％ （前回：+0.4％）
21:30 6月個人支出 [前月比] 予想：+0.4％ 結果：+0.4％ （前回：+0.2％ 修正値：+0.3%）
21:30 6月PCEデフレーター [前年比] 予想：+1.7％ 結果：+1.6％ （前回：+1.8％ 修正値：+1.7%）
21:30 6月PCEコア・デフレーター [前月比] 予想：+0.1％ 結果：+0.1％ （前回：+0.2％）
21:30 6月PCEコア・デフレーター [前年比] 予想：+1.4％ 結果：+1.5％ （前回：+1.5％）
22:55 7月ミシガン大消費者信頼感指数・確報 予想：81.8 結果：81.8 （前回：81.3）
23:00 7月ISM製造業景況指数 予想：56.0 結果：57.1 （前回：55.3）
★雇用統計後のドル及び株・利回りの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き（2014年8月2日）の記事に載せています。
（下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。）
★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細（2014年8月1日）の記事に載せています。
（下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。）
豪ドル－ドル（チャートは6時時点）
欧州時間はジリ下げとなり、0.9271で雇用統計の発表時間となりました。
発表で0.9271から0.9323まで52pips急伸し、0.9290-0.9320で大きく上下した後、23：50には0.9335まで上昇しました。
その後は押し戻されて0.9310近辺でこう着となり、0.9313でNYクローズとなりました。
左：豪ドル・ドル－5分足 右：左：豪ドル・ドル－1時間足
左：豪ドル・ドル－日足
豪ドル－円（チャートは6時時点）
欧州時間は95.50-60で上下し、95.53で雇用統計発表の時間となりました。
発表で、95.53から95.72まで19pips上げた後は95.55-70で上下していましたが、23：40からドル円が急落したことで95.65から1：00には95.29まで36pips下落しました。
その後、95.35近辺で揉んだ後2：10から上げ出して4：20には95.54まで戻り、95.52でNYクローズとなりました。
左：豪ドル・円－5分足 右：左：豪ドル・円－1時間足
左：豪ドル・円－日足
豪ドル－NZドル（チャートは6時時点）
昨日の東京時間11：40に1.0919を付けた後はジリ上げとなり19：00には1.0959まで上昇し、小幅押し戻されて1.0946で発表の時間となりました。
発表後に1.0946から1.0925まで19pips下げた後は1.0925-35での揉み合いになりました。
その後、2：20からジリジリと上げていき、1.0941でNYクローズとなりました。
左：豪ドル・NZドル－5分足 右：左：豪ドル・NZドル－1時間足
左：豪ドル・NZドル－日足
ドル円（チャートは6:00時点）
昨夜の欧州時間は102.95近辺でのこう着が続き、21：30雇用統計発表の時は102.93でした。
非農業部門就業者数、失業率共に予想に届かなかったことで、102.93から102.63まで30pips急落し、すぐに反転して102.93まで戻しましたが、再び下げて102.70近辺で上下していました。
23：00のISMで102.85まで上げましたが伸びはなく、すぐに102.70まで押し戻され、23：40から急落して23：50には102.32まで下落しました。
その後、102.40-55で上下し、4：：20には102.60まで戻す場面もありましたが、102.55でNYクローズとなりました。
左：ドル円－5分足 右：ドル円－1時間足
左：ドル円－日足
