2019年8月3日
7月の米・雇用統計は非農業部門雇用者数と失業率は予想通りの16.4万人増、3.7%、平均時給は前月比、前年同月比共に上昇する結果でした。
ただ前日から続くトランプ大統領が対中関税「第4弾」を発表したことが嫌気されるなかFRBが9月に追加利下げを決定するとの観測が高まったことでドル売りの流れがNYタイムで終日続きました。
・豪ドル・ドルは雇用統計発表後から下げ出して21：45に0.6762まで下落しましたが、そこから反転するとFRBが9月に追加利下げを決定するとの観測が高まったことでドル売りの流れとなり00：55には0.6805まで上昇し、0.6797でNYクローズとなりました。
・豪ドル・円は雇用統計発表後から下げ出して21：45に72.21まで下落し、22：00に「トランプ大統領は対中制裁関税の発動延期や中止にオープン」との報道で22：00に72.86まで急伸しました。
しかしすぐに押し戻されて、その後は72.35-50での小動きが続いて72.45でNYクローズとなりました。
・豪ドル・NZドルは雇用統計発表直後に1.0353まで下落しましたが、すぐに戻し、その後は1.0380-1.0405での小動きがひたすら続いて、1.0395でNYクローズとなりました。
・ドル円は雇用統計発表直後に106.80から106.59まで下落しましたが、すぐに反転して22：00に「トランプ大統領は対中制裁関税の発動延期や中止にオープン」との報道で107.27まで急伸しました。
しかしFRBが9月に追加利下げを決定するとの観測が高まったことを背景に再び下げ出して02：35には106.50まで下落し、その後は戻りも鈍く106.59でNYクローズとなりました。
★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細（2019年8月3日）の記事に載せています。
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★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き（2019年8月3日）の記事に載せています。
（下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。）
豪ドル－ドル（チャートは6：00時点）
・欧州時間序盤は0.6790近辺の小動きが続き、21：00から一段下げて21：30の雇用統計の時は0.6778でした。
発表後から下げ出して21：45に0.6762まで下落しましたが、そこから反転するとFRBが9月に追加利下げを決定するとの観測が高まったことでドル売りの流れとなり00：55には0.6805まで上昇し、その後は0.6790-0.6800での小動きが続いて0.6797でNYクローズとなりました。
左：豪ドル・ドル－5分足 右：豪ドル・ドル－1時間足
左：豪ドル・ドル－日足
豪ドル－円（チャートは6：00時点）
・欧州時間に入ると円が買われたため下げ出して16：00の72.87から21：20には72.35まで下落し、21：30は72.36でした。
発表後から下げ出して21：45に72.21まで下落し、22：00に「トランプ大統領は対中制裁関税の発動延期や中止にオープン」との報道で22：00に72.86まで急伸しました。
しかしすぐに押し戻されて、その後は72.35-50での小動きが続いて72.45でNYクローズとなりました。
左：豪ドル・円－5分足 右：豪ドル・円－1時間足
左：豪ドル・円－日足
豪ドル－NZドル（チャートは6：00時点）
・欧州時間序盤は1.0390-1.0415で上下し、21：30は1.0368でした。
発表直後に1.0353まで下落しましたが、すぐに戻し、その後は1.0380-1.0405での小動きがひたすら続いて、1.0395でNYクローズとなりました。
左：豪ドル・NZドル－5分足 右：豪ドル・NZドル－1時間足
左：豪ドル・NZドル－日足
ドル円（チャートは6：00時点）
・先週金曜日のドル円は欧州時間序盤はジリジリとした下げとなって16：00の106.93から21：10に106.73まで下落し、21：30の雇用統計の時は106.80でした。
発表直後に106.80から106.59まで下落しましたが、すぐに反転し、22：00に「トランプ大統領は対中制裁関税の発動延期や中止にオープン」との報道で107.27まで急伸しました。
しかしFRBが9月に追加利下げを決定するとの観測が高まったことを背景に再び下げ出して02：35には106.50まで下落し、その後は戻りも鈍く106.59でNYクローズとなりました。
左：ドル円－5分足 右：ドル円－1時間足
左：ドル円－日足
