FOMCと日銀政策金利発表後の東京時間のドル円の動き(2016年6月16日)

2016年6月16日

・早朝3時にFOMCがあり年内の利上げ見通しを2回として前回3月時点の想定を維持し、発表後にドル売りの流れとなりましたが、すぐに反転してほぼ行って来いとなりました。
・本日の11:45に日銀金融政策決定会合の発表があり結果は現状維持でしたが、ドル円が発表直後に急落し、しばらくしてから再び売り込まれて14時過ぎには103.98まで下落し、104.16で15時となりました

結果
11:45 日銀金融政策決定会合 現状維持

 

★FOMC声明の全文を、FOMC声明全文(2016年6月16日)の記事に載せています。
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ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は106.20-40で上下していましたが、20:00からジリ下げとなって00:30には105.78まで下落し、一旦105.98まで戻しましたがFOMC直前に下げて03:00は105.75でした。
発表で10575から105.41まで下落しましたが、すぐに反転上昇となって04:40には106.13まで上昇して105.98でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると105.70-106.00での上下でしたが9:00から下げ出して9:40には105.54まで下落し、そこからは105.60-80での小動きが続き、11:30に騙しで105.58から105.07まで急落し、11:45の日銀決定会合の時は105.38でした。
発表で結果は現状維持で予想通りでしたが、105.38から104.45まで93pips急落し、そこからは104.60-90での揉み合いとなりました。
しかし13:30から再度急落して14:10には103.98まで下落し、104.16で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は16:30の1.1213からジリ上げが続いて00:30には1.1251まで上昇し、その後は1.1240近辺で小動きとなり、FOMC直前の02:50に上昇して03:00は1.1263でした。
発表で1.1263から1.1294まで31pips上昇しましたが、すぐに押し戻されて04:00には1.1247まで下落しました。
その後は1.1260近辺で小動きとなって1.1257でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.1255-75での小動きが続いて、1.1277で15時となりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
10年長期国債343回債利回りがマイナス0.210%まで低下し、連日の過去最低値を更新しました。
国債先物は前場はジリ上げとなり、後場は高値圏での小動きとなりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
21時から利回りが低下し出して03:00のFOMC直後に大きな動きはありませんでしたが、その後も低下が続いて、1.575%で7時となりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  17,640.17(-34.65)
NASDAQ  4,834.93(-8.62)
・昨日のNY株はダウ・ナス共にプラス圏で推移してFOMCとなり、結果は予想通りの追加利上げ見送りで今後の利上げは穏やかなペースとの見方に変化がなかったことで大きな反応はありませんでしたが、発表後にマイナス圏に下落して小幅安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足