2021年6月5日
5月米・雇用統計は非農業雇用者数が予想の65.0万人増を下回る55.9万人増、失業率は予想の5.9%から改善した5.8%の結果でした。
ドルは非農業雇用者数が予想を下回ったことに反応して売られ、利回りも低下しましたが、株式市場はFRBが量的緩和の縮小を急ぐほどではないと解釈して上昇しました。
・豪ドル・ドルは米・雇用統計発表直後に0.7659から0.7705まで急伸し、そこから更に米長期金利が低下してドル売りの流れとなったため22:50には0.7740まで上昇し、その後は0.7740近辺での小動きがひたすら続いて、0.7742でNYクローズとなりました。
・豪ドル・円は米・雇用統計発表直後に豪ドル・ドルの上昇に引っ張られて84.35から84.65まで急伸し、そこから更に上げ出して22:35には84.79まで上昇しました。
その後一旦押し戻されて23:35に84.57まで下落しましたが、そこからは上昇基調が続いて04:35には84.84まで上昇し、84.80でNYクローズとなりました。
・豪ドル・NZドルは米・雇用統計発表直後は1.0705-19で小幅に振っただけでしたが、以降は上昇基調が続いて01:35の1.0751まで上昇しました。
その後押し戻されて03:55に1.0727まで下落し、1.0732でNYクローズとなりました。
・ドル円は雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下回ったことで発表直後に110.09から109.75まで急落し、そこからもドル売りの流れとなったためジリ下げが続いて23:30には109.36まで下落し、その後は上値が重く109.50近辺での小動きがひたすら続いて、109.52でNYクローズとなりました。
★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2021年6月5日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)
豪ドル-ドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は0.7655-70で小動きが続き、21:30の米・雇用統計の時は0.7659でした。
発表直後に0.7659から0.7705まで急伸し、そこから更に米長期金利が低下してドル売りの流れとなったため22:50には0.7740まで上昇しました。
その後は0.7740近辺での小動きがひたすら続いて、0.7742でNYクローズとなりました。
豪ドル-円(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は84.40近辺での小動きが続き、21:30は84.35でした。
発表直後に豪ドル・ドルの上昇に引っ張られて84.35から84.65まで急伸し、そこから更に上げ出して22:35には84.79まで上昇しました。
その後一旦押し戻されて23:35に84.57まで下落しましたが、そこからは上昇基調が続いて04:35には84.84まで上昇し、84.80でNYクローズとなりました。
豪ドル-NZドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は1.0700-20で上下し、21:30は1.0716でした。
発表直後は1.0705-19で小幅に振っただけでしたが、以降は上昇基調が続いて01:35の1.0751まで上昇しました。
その後押し戻されて03:55に1.0727まで下落し、1.0732でNYクローズとなりました。
左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
ドル円(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は110.10-25での小動きが続き、21:30の雇用統計の時は110.09でした。
非農業部門雇用者数が予想を下回ったことで発表直後に110.09から109.75まで急落し、そこからもドル売りの流れとなったためジリ下げが続いて23:30には109.36まで下落しました。
その後は上値が重く109.50近辺での小動きがひたすら続いて、109.52でNYクローズとなりました。