2025年7月31日
・本日の日銀金融政策決定会合の結果は予想通りの政策金利を0.50%程度で据え置きでしたが、発表直後の円の反応は薄いものでした。
日銀金融政策決定会合の結果
11:57 政策金利を0.50%程度で据え置き
ドル円(チャートは16:00時点)
・昨日の欧州時間序盤は7月ADP全米雇用報告や4-6月期米GDP速報値が予想を上回ったためドルが買われて17:00の148.08から22:40には149.09まで上昇し、03:00のFOMCの時は148.76でした。
声明で「純輸出の変動が引き続きデータに影響を及ぼしているものの、最近の指標は今年上期の経済活動の成長が緩やかになったことを示している」と米経済に対する認識を下方修正したことやボウマンFRB副議長とウォラーFRB理事が0.25%の利下げを主張して反対票を投じたことでドルが売られて03:30には148.52まで下落しましたが、パウエルFRB議長会見で「経済は堅調な状況にある」「インフレ率は目標をやや上回っている」「インフレリスクへの対応として、現在のスタンスは適切だと認識」「9月FOMCについては何も決定していない」との発言がタカ派的と受け止められて再びドルが買われて05:50には149.52まで上昇し、149.51でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると149.20-40での小動きが続いた後、10:50に一段下げて11:10に148.85まで下落し、11:57の日銀金融政策決定会合の据え置きの結果発表の時は148.87でした。
発表直後に148.57-83で小幅に振った後、12:00に148.57まで下落し、その後は148.70-149.00での上下がひたすら続いて、148.75で15時半となりました。
ユーロドル(チャートは16:00時点)
・昨日の欧州時間序盤はドル買いのため17:00の1.1553から22:50には1.1458まで下落し、03:00は1.1481でした。
発表後はドル売りで03:30には1.1503まで上昇しましたが、その後パウエルFRB議長会見でタカ派的なスタンスを示したため再びドル買いで下げ出して05:20には1.1402まで下落し、1.1406でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.1400-55での小動きがひたすら続き、1.1449で15時半となりました。
日本国債(チャートは15:30時点)
・大きな動きはありませんでした。
昨日のNY株式市場
NY DOW 44,461.28(-171.71)
NASDAQ 21,129.67(+31.38)
・昨日のNY株は7月ADP全米雇用報告や4-6月期米GDP速報値が予想を上回ったため堅調に推移していましたが、FOMC後のパウエルFRB議長会見で利下げが示唆されず早期の
利下げ期待後退から株が売られてダウは$171安、ナスもマイテンしたもののハイテク決算への期待やエヌビディアの上昇でプラス圏を回復し、0.15%高で引けました。









