2024年11月8日
・FOMCでは予想通りFFレートの誘導目標を4.75-5.00%から4.50-4.75%に0.25%の利下げでFOMC後のパウエルFRB議長会見で「短期的には、選挙は政策に影響しない」「我々はあらかじめ決められたコースを進んでいるわけではない。FRBは会合ごとに決定を下し続ける」と発言し、データ次第で利下げペースを決める姿勢を示しました。
FOMC声明発表に向けてドル売りが続き、発表後はこう着となってNYクローズを迎えました。
結果
4.75-5.00%から4.50-4.75%に0.25%の利下げ
★FOMC声明の全文を、FOMC声明全文(2024年11月8日)の記事に載せています。
ドル円(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は153.65-154.15で上下していましたが、NYタイムに入るとドル売りで下げ出して00:50には152.85まで下落し、04:00のFOMCの時は152.97でした。
発表直後に152.97から153.33まで上昇し、パウエルFRB議長会見後の04:40に153.47まで上昇しましたが、すぐに押し戻されて152.94でNYクローズとなりました。
ユーロドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は1.0745-75で上下し、NYタイムに入るとドル売りで上げ出して00:30には1.0824まで上昇し、04:00は1.0798でした。
発表直後に1.0798から1.0775まで下落し、04:40には1.0766まで下落し、1.0801でNYクローズとなりました。
米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
・前日は米大統領選で共和党のトランプ前大統領の当選が確実になったことで急落した反動からの債券買い戻しやFOMCで利下げが決定されたことでによる債券買いで利回りは低下し、4.328%でNYクローズとなりました。
左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
昨日のNY株式市場
NY DOW 43,729.34(-0.59)
NASDAQ 19,269.46(+285.99)
・昨日のダウは前日に米大統領選で共和党候補のトランプ前大統領が勝利を確実にしたことで減税や規制緩和を進めるとの期待から大幅高になった金融株や景気敏感株に利益確定売りが出て$0.59安で引けました。
一方ナスはトランプ氏の選挙活動を支援したイーロン・マスク氏が率いるテスラやエヌビディアが上昇し、史上最高値を更新して引けました。