米雇用統計発表後のドルの動き(2024年7月6日)

 

 

2024年7月6日

 6月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想の19.0万人増を上回る20.6万人増、失業率は予想の4.0%から悪化した4.1%、平均時給は前月比・前年同月比共に予想通りの結果でした。

・ドル円は雇用統計発表直後に160.33-161.15で大きく振った後、円売りで23:00に161.33まで上昇しましたが、そこからドル売り・円買いで00:30には160.62まで下落し、その後は160.70-95での小動きがひたすら続いて、160.80でNYクローズとなりました。

・ユーロドルは雇用統計発表直後に1.0798-1.0841で振った後、23:10に1.0810まで下落しましたが、そこからはドル売りで上げ出して04:40には1.0842まで上昇し、1.0839でNYクローズとなりました。

・米国10年債権利回りは6月雇用統計の結果が労働需給の緩和を示唆していると受け止められて債券が買われて利回りは低下し、4.278%でNYクローズとなりました。

・NY株は非農業部門雇用者数は予想を上回ったものの失業率は予想よりも悪化する結果だったことで、ダウは景気減速懸念から上値の重い展開となり、ナスは金利低下を好感して買われ、ダウは$67高で引け、ナスは0.90%高で史上最高値を更新しました。

結果
22:30 6月非農業部門雇用者数 予想:+19.0万人 結果:+20.6万人 (前回:+27.2万人 修正値:+21.8万人)
22:30 6月失業率 予想:4.0% 結果:4.1% (前回:4.0%)
22:30 6月平均時給 (前月比) 予想:+0.3% 結果:+0.3% (前回:+0.4%)
22:30 6月平均時給 (前年同月比) 予想:+3.9% 結果:+3.9% (前回:+4.1%)

 

 

ドル円(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は160.60-85で上下し、21;30の雇用統計の時は160.54でした。
発表直後に160.33-161.15で大きく振った後、円売りで23:00に161.33まで上昇しました。
しかしそこからドル売り・円買いで00:30には160.62まで下落し、その後は160.70-95での小動きがひたすら続いて、160.80でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

 

ユーロドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は1.0815-35で上下し、21:30は1.0822でした。
発表直後に1.0798-1.0841で振った後、23:10に1.0810まで下落しましたが、そこからはドル売りで上げ出して04:40には1.0842まで上昇し、1.0839でNYクローズとなりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

 

米国10年債権利回り(チャートは6:00時点)
・6月雇用統計の結果が労働需給の緩和を示唆していると受け止められて債券が買われて利回りは低下し、4.278%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW   39,375.87(+67.87)
NASDAQ   18,352.76(+164.46)
・昨日のNY株は非農業部門雇用者数は予想を上回ったものの失業率は予想よりも悪化する結果だったことで、ダウは景気減速懸念から上値の重い展開となり、ナスは金利低下を好感して買われ、ダウは$67高で引け、ナスは0.90%高で史上最高値を更新しました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA