米雇用統計発表後のドルの動き(2025年6月7日)
2025年6月7日
5月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想の13.0万人増を上回る13.9万人増、失業率は予想と一致の4.2%、平均時給は前月比・前年同月比共に予想を上回る結果でした。 結果でした。
・ドル円は雇用統計発表直後に144.23から144.71まで上昇し、その後も米長期金利の上昇やNY株が上昇したためドル買い・円売りが強まり、00:00には145.09まで更に上昇しました。
そこからは小幅押し戻されて144.75-145.00での小動きが続いて、144.86でNYクローズとなりました。
・ユーロドルは発表直後に1.1392-1.1431で振った後、ドル買いの流れになったため下げ出して22:20には1.1371まで下落し、その後23:20に1.1416まで上昇しましたが、再び押し戻されて1.1380-1.1410での小動きが続き、1.1392でNYクローズとなりました。
・米国10年債権利回りは5月米雇用統計で非農業部門雇用者数と平均時給が予想を上回ったことで早期利下げ観測が後退して債権が売られて利回りは上昇し、4.514%でNYクローズとなりました。
・NY株は5月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回り景気後退の見方が後退したことやトランプ大統領が米中通商交渉再開を発表し、また昨日下げたテスラ株が反発したことで終日堅調な展開が続き、ダウは$443高、ナスも1.20%高で引けました。
結果
21:30 5月非農業部門雇用者数 予想:+13.0万人 結果:+13.9万人 (前回:+17.7万人 修正値:+14.7万人)
21:30 5月失業率 予想:4.2% 結果:4.2% (前回:4.2%)
21:30 5月平均時給 (前月比) 予想:+0.3% 結果:+0.4% (前回:+0.2%)
21:30 5月平均時給 (前年同月比) 予想:+3.7% 結果:+3.9% (前回:+3.8% 修正値:+3.9%)
ドル円(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は143.90-144.35で上下し、21:30の雇用統計の時は144.23でした。
発表直後に144.23から144.71まで上昇し、その後も米長期金利の上昇やNY株が上昇したためドル買い・円売りが強まり、00:00には145.09まで更に上昇しました。
そこからは小幅押し戻されて144.75-145.00での小動きが続いて、144.86でNYクローズとなりました。
ユーロドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は1.1410-30で上下し、21:30は1.1406でした。
発表直後に1.1392-1.1431で振った後、ドル買いの流れになったため下げ出して22:20には1.1371まで下落しました。
その後23:20に1.1416まで上昇しましたが、再び押し戻されて1.1380-1.1410での小動きが続き、1.1392でNYクローズとなりました。
米国10年債権利回り(チャートは6:00時点)
・5月米雇用統計で非農業部門雇用者数と平均時給が予想を上回ったことで早期利下げ観測が後退して債権が売られて利回りは上昇し、4.514%でNYクローズとなりました。
左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
昨日のNY株式市場
NY DOW 42,762.87(+443.13)
NASDAQ 19,529.95(+231.50)
・昨日のNY株は5月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回り景気後退の見方が後退したことやトランプ大統領が米中通商交渉再開を発表し、また昨日下げたテスラ株が反発したことで終日堅調な展開が続き、ダウは$443高、ナスも1.20%高で引けました。